転職活動開始

タイミング

転職活動を行う場合、3ヶ月程の間に5~6社に応募したという人が多いようです。
ですが転職にかかる期間や労力はケースによって差が大きいので、誰もが同じようなタイミングで活動をすればよいともいえません。
志望分野や今の職場の事情によっては、転職先探しや退職の準備や引継ぎに1年以上を費やすことになる場合もあるでしょう。
転職活動に会社探しのための情報収集や退社までのスケジュールを含めるのであれば、転職活動を始めるのに早すぎということはありません。

在職中の転職活動

在職中に転職活動を行うメリットは
・ブランクがなく、収入が途絶えない
・収入も安定しているので、譲歩せず希望条件に合う企業を探すことが可能
・転職先が決まってからの退職なので、慰留もはねのけやすい
・保険などの手続きを自分でしなくて良い
などが挙げられます。
在職中に求人に応募する場合は、退職時期を明確にしておくことが大切です。
履歴書にも退職予定日を明記しておけばそれを考慮して選考してもらえます。
しかし、急ぎの求人などでは先行で不利となる場合もあります。 技術職や専門職の場合では、退職予定が半年後でも選考対象となることが多いです。
収入が途絶えないと言う一番の精神的安定は得られますが、転職活動に使える時間が限られていたり、面接の時間調整に苦労をしたりと、もちろんデメリットも発生します。

退職後の転職活動

一度退職をしてから転職を行う人にももちろんメリットはあります。
・情報収集の時間をしっかりと取ることが出来る
・複数面接も対応しやすい
・自分の経験をゼロから見直す時間や新たな資格・今あるスキルを伸ばす時間がある
など、時間が限られている在職中の転職活動とは真逆のメリットが挙げられます。
しかし、仕事を辞めてしまった以上、収入が途絶えてしまうと言う一番大きな不安がのしかかってきます。
時間がたくさんあるとは言え、転職活動が長引いてしまうと意欲も薄れ、応募時のハンディともなりかねません。
また思うように事が運ばないと妥協が生まれやすいでしょう。
それぞれのメリット・デメリットをきちんと洗い出し、自分に合った転職活動をしましょう。

退職予定

大まかな退職予定が立っているなら、スケジュールを組んですぐにでも活動を始めましょう。
まだ在職中だから、とのんびりしていてはいけません。
とくに最近は選考に時間がかかる傾向があり、結果が出るまでに1ヶ月以上かかるケースも珍しくないようです。
ある程度の期間を設けつつ、自分の中で転職活動の意欲が薄れない程度の期間・・・と考えると2~3ヶ月程度を転職に使う期間と考えるのは妥当な線ではないでしょうか?
会社の就業規則をきちんと把握し、早めの意思表示や、引き継ぎなどを行うことで、円満退社が出来るでしょう。
辞めてからゴタゴタしてしまうのは、とても残念です。 回りからの評価を下げかねません。
一度その会社に勤めた以上、引き継ぎ業務や連絡事項は後継の方にきちんと伝え、自分の業務を全うしましょう。